小規模事業者がビジネスで賢く生き残る方法!

市場の論理を把握し、理解すること

新たに会社設立をしようと思ったとき「まず儲かる業種、成長産業を」と考えるでしょう。
そして、儲かる業種や成長産業が何かを見極めるためには、有益な情報を集める必要が出てきます。
情報を集めていると、さまざまな成功例や専門家の話などから具体的な業種が挙がってくるでしょう。
しかし、そんな話が出てくる時点で実はもうその業種に参入するには遅いということが多いのです。
というのも、成功した事業には既に多くの人たちが群がっている可能性が高いからです。

参入してくる人たちすべて新たに独立した人であれば共存共栄の道もありますが、
そのような市場を大企業が見逃すはずもありません。そんな中で成功することはとても難しいものです。
言うまでもありませんが立地や価格などの競争においては資本力のある大企業が圧倒的に有利なのです。

大企業の隙間にこそチャンスあり

事業には大企業の参入しにくい分野というものがあります。隙間産業などとも言われているものです。
大企業は小回りが利かないという点があります。そこが狙い目なのです。

特定の商品の品揃えだけはどこにも負けないとか、特定の地域におけるサービスに特化しているとか、
そのような小規模事業主でしかできないことを事業の最大の魅力とすることができるのです。

このようなアイディアがすぐに浮かぶことは稀ですが、既存の業種で企業する場合でも、同じことです。
絶対に負けないものを持つこと、ほかの企業には真似できないというものを持つこと、
それが何なのかを考え、小規模業者ならではサービス提供をしていきましょう。

フランチャイズ(FC)に加盟することのメリットとデメリット

コンビニのようなフランチャイズビジネスは、今とても多くの企業が加盟しています。
その最大のメリットは、経験・資格などがなくても開業できることと、リスクが比較的少ないことでしょう。
開業と同時にフランチャイズ本部の知名度はもちろん、ノウハウ、システムなどを利用できます。
さらには市場調査、商品開発、宣伝広告といった資金も時間も必要なさまざまなことを
本部がやってくれるので、事業そのものに専念することができるのです。

一方、デメリットは自由度が少ないこと。加盟店の持つ裁量権は制限されていることが多く、
本部の方が優位に立っています。本部の経営が悪化すると加盟店も影響を受けますし、
他の加盟店がイメージダウンするような問題を起こすと、煽りをうけることもあります。

フランチャイズ選択は慎重に!

どこのフランチャイズを選ぶかはとても重要なポイントです。
まずはきちんとした経営をしているかどうか。その理念は共感できるものかどうか。
できるだけ多くのフランチャイズと比較してみることがまずは肝心です。
フェアやセミナーなどに参加して情報を集めることが大切です。

候補を絞ったら本部を直接訪ねて話を聞いたり各加盟店を見学したりして、慎重に検討するべきです。

契約前にチェックすべきこと

フランチャイズ本部と契約する際、まずは「法定開示書面」を読むといいでしょう。
かなり詳細な内容まで知ることができます。これは中小小売商業振興法によって定められています。
不明点はどんどん質問をして回答を求めましょう。内容を十分に確認して、納得してから契約を。

事前開示項目は以下のようなものです。

  • 本部の概要について…株主、子会社、直近3ヶ年の決算、店舗数、訴訟数など
  • 加盟者が課される特別な義務などの事項…店舗の外装内装など
  • テリトリー権の有無…加盟店の周辺における営業の制約
  • 競業避止義務の有無…同一業種の営業の制約に関すること
  • 守秘義務の有無…当該事業で知り得た情報開示の制約
  • ロイヤリティの計算方法
  • 商品、原材料などの取引に関する条件
  • 契約期間、更新条件、契約条件、ペナルティなど
  • 契約違反の際に生ずる義務…違約金など

これらの中でもっとも注意しなければいけないのは、ロイヤリティに関する項目です。
計算方法は各社それぞれで、経費を差し引いた純利益のパーセンテージなのか?
売上や粗利のパーセンテージなのか?それらの確認を事前にすることはとても重要です。
もっともトラブルにやりやすい項目ですので、しっかりと確認しましょう。

候補を絞ったら本部を直接訪ねて話を聞いたり各加盟店を見学したりして、慎重に検討するべきです。









東京会社設立センター 吉田 栄博